自然の観察と考察。
自然界にある様々なものは、光によってその色調を放つ。
天然歯のように、大別して2つの素材からなるものは2つの素材の持つ光学的な要件によりその色調は表現される。特にデンティンにおいては、光の吸収と拡散により歯の基本色を現す。
エナメルにおいては、光の反射と透過、および拡散によって明るさと透明性を示す。
歯のエナメルにおける構造の特徴としてレッチウス線が観察できるが、このレッチウス線による光の走行方向は歯頚部から歯冠中央部までは水平に、歯冠中央部から切縁においては切縁方向へと走行する。
これらを観察するために撮影する方法としては歯を割断した断面のエナメルから光を入射させている。
赤の審美と白の審美。
製作したセラミックスクラウンは、口腔内に装着されて本来の意味を得る事が出来る。ただし、天然の素材とは異なる材料により製作したクラウンを天然歯列と調和させることは容易ではない。
また歯周組織との調和も、色調、形態の調和以上に重要な意味合いをもっている。
さらには、歯の前面には唇があるため、この唇との調和も非常に重要な要件となる。
私の使用するデジタルカメラ CANON EOS-1Ds MarkⅢ
CANON EF100mm F2,8マクロUSM
CANON EF100mm F2,8L マクロIS USM
CANON マクロツインライトMT-24EX
etc
自然の観察と考察Ⅱ。
自然界にある様々なものは、光によってその色調を放つ。
たとえれば自然の風景すら、光の存在がなければ我々の目には写る事はない。
ただし、物体に入射した光は大まかに反射と吸収および拡散によりその色調を表現するため、その光をどのように捉えるかが、カメラを使う場合のポイントになる。
自然の風景から色調を抽出するためには、早朝の光の条件が適していると考えている。
自然から学ぶ親和性。
自然界は特殊な場合を除きそのほとんどが、ルールを持って存在している。
よってルールなき存在は、不自然であると感じられるはずだ。風景などから自然界のルールを学び、私の製作するセラミックスクラウンに応用する事で、色調と機能を親和させることを写真を通じて学び続けています。
私の使用するデジタルカメラ CANON EOS-1Ds MarkⅢ
CANON EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM
CANON EF16-35mm F2,8L Ⅱ USM
etc